スティグレールおもしろそう

ベルナール・スティグレールという哲学者に関する修士論文を書いている院生さんが、痕跡とプログラムという概念で生命、道具、記憶、言語などの問題を論じている。まだちゃんと読んでないが、とりあえず一連のエントリへのポインタを箇条書きしておこう。

コメントにもあるがオートポイエーシスや『生命記号論』*1での議論と近く、また個人的にはデリダのグラマトロジーをより深める方向で議論を進めているようで興味深い。仮称「ディープな人文情報学」での議論のヒントになるようなものが得られるかもしれない。

ただ、スティグレールの翻訳はあまり出ていないようなので、つまみ食いというわけにはいかなさそうなのが難点 (^_^;;

*1:id:moroshigeki:20060831:1157026519