教材としてのMATRIX - moroshigeki's blog

大谷大学の非常勤で担当している「人文学とコンピュータ」という文学部の全学科向けの授業で、映画MATRIX第1作をネタに話をした。

出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日: 2006/04/14
メディア: DVD
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ジジェク先生に言わせると、マトリックスは哲学者、思想家のロールシャッハテストだそうだけど、学生にいろいろ考えさせるにはなかなかよい教材だ。今回は、近年いろんなところで言われているIT社会のパノプティコン化みたいな話のネタふりとして使ったけど、リアルやら現実やらとはなんだ、とか、身体論とか、いろいろな文脈で学生に問いかけができる。仏教の授業でも使えそうだしなぁ。蓮實先生はこういう見方はお嫌いみたいだけど*1。

ついでに第2作、第3作、『アニマトリックス』も勢いで観たが、うーむ、教材としては第1作目以外使えないかもなぁ。