(仮称)人文情報学食話会第3回例会@ピカポロンツァ

食事で人を釣って雑談をする、という自称「懇親会だけの研究会」、(仮称)人文情報学食話会が、我が家のすぐそばのスロヴェニア料理店ピカポロンツァで開催された(第1回目は先斗町、第2回目はアゼルバイジャン料理)。スロヴェニア料理、初めて食べたがかなりうまい(鹿の煮込み?が気に入った)。うーん、近くにあるということで行くのがのびのびになっていたけど、もっと早く行けばよかったとちょっと後悔。

ところで、雑談ばかりをすると言っても、守岡さんと私が「ディープな人文情報学」と仮称している問題領域は、実は(我々の勝手な印象では)いろいろな分野で同時多発的に起こっている問題意識と重なる、というかほとんど同じだったりするので、その手の人たちと交流し、情報交換をする(=雑談)というのが現在の主な活動内容となっている。端から見ると、唐代の官職、分子を数える、文学理論、プロレス、SF、ネットワーク科学、みたいに話があっちに飛んだりこっちに飛んだりするので、怪しい集団であることは間違いない。

最後の方に出てきた新しい計算論(チューリングはもう限界、分子の交換とかも「計算」って言ってる人がいるんだし、そういういろいろなものを取り込んで、新しい「計算」の定義とそれで動く「計算」機を創ろうぜ!ということらしい)の話を聞いていると、井筒俊彦先生の本とか『成唯識論』とかがむしょうに読みたくなる。

実に楽しい会であった。