コンピュータは「なにもしてないんだけど」変化する

大学教員の日常・非日常:連休明けを読んで、思ったこと。 私も、情報処理関係の教員ということで、ご多分に漏れず (^_^;;
「なにもしてないんだけど、ネットにつなげないのだが。自宅に持ちかえった際にウィルスにかかったんだろうか?」
というような問い合わせを何度となく受けている。使ったことがないソフトで、しかも電話越しだったりすると最悪で、「一太郎のいつも使っているボタンがいつの間にかなくなって困っている。なにもしてないんだけど、どうすればいい?」みたいなことを、夜中に電話で言われても、こちらとしては何もできない (^_^;; 遠回しかつ穏便に「電話で言われても、何もできねーよ」と答えるわけだが、あちらさんはやはりがっかりして電話を切るわけで、概して双方後味が悪い。 しかしながら、「なにもしてないんだけど」と言う人を、「んなわけねーだろ」と一方的に責めるのは、あまり解決にはならないのではないか、と最近思うようになってきた。大雑把に言えば、多分、都市伝説とかが相変わらず生産され流布されるのと同じような構造が、パソコンやインターネットを使う一般ユーザのあいだには形成されつつあって、Winnyなんかの報道がそれを助長していたりするのではないか?などと、最近では考えている(人はなぜコンピューターを人間として扱うかに、似たようなネタはなかったっけかな?)。「人はなぜ、コンピュータは「なにもしてないんだけど」変化するのだと思うのか」というネタで心理学的な分析をする人とかいないかな。 結局のところ、こんなことを考えたって、今のところ何の解決にもならないのだが (^_^;;