松田ゼミの合宿に便乗

3月最後の2日間は、史学科の松田先生のゼミ旅行にくっついて城崎温泉に行ってきた。くっついて行くはずなのだが、松田先生が急遽いろいろとお忙しくなってしまったため、前半は私が引率することに (^_^;; 城崎は前日から雪が降り続け、春だということを忘れてしまえば (^_^;; なかなかの風情である。着いた足でそのまま大師山に向かい、ロープウェーで温泉寺へ。平安初期の仏像があるらしいし、山岳寺院だっていうので、是非行ってみたいと思っていたのである。「温泉寺」という名前のお寺は全国の温泉地にあるようだが、温泉にある種の宗教性が認められていたのかもしれない(病気を治すしね)。いろいろと見て回ったあと、カタログと『温泉寺誌』を購入。 Dscf1802帰りはロープウェーを使わずに、徒歩で下山したくなる。温泉寺には観音菩薩像がいくつかあり、入り口のところには石龍明神、そして山、というシチュエーションは、観仏信仰のニオイがぷんぷんである。雪で道がぬかるむ中、下山する。このごく短い山道には、ところどころにナンバリングされた石仏が立てられており、三十三所観音霊場めぐりみたいなのがお手軽にできる仕掛けになっている。写真は25番目のやつなんだが、台座に彫られたポットみたいなのがよくわからなかったので、とりあえず写真を撮ってみた。 そんなこんなで苦労して下山してみたけど、結局期待した観仏信仰っぽいしかけはなかった。うーむ残念。近現代史ゼミの学生さんを引き連れて、雪の中、古代探しをしてしまってスマソ (^_^;; Sa270122宿に帰ってからは外湯巡りをしたら、松田先生が遅れて到着。温泉でだらけきった体で食事に突入。カニづくし+船盛りの魚介づくしである。乾いたスポンジのようにアルコールを吸収し、満腹になった後は急速に眠くなる (^_^;; 皇帝ピストン1世の偉業を語り合いながら、楽しい夜を過ごす。 翌日、おみやげを買ってから急行に乗って京都へ。出不精のはずなのに、この1週間で2,000kmぐらい電車に乗っている。温泉は好きだけど、もうしばらくは乗りたくないなぁ (^_^;;