イノベーション?

日曜日に帰省から戻ってきたというのに、火曜日にまた東京日帰り出張(涙)。 昼からは市ヶ谷で、本学が加盟する私立大学情報教育協会(私情協)の総会である。来年度(って、もうすぐじゃないか (^_^;;)から、大学全体の情報システムについていろいろ考えなければならない立場になるのだが(また仕事が増えた(涙))、今回の出張はその研修の一環みたいなものである。 Sa270120_3同じく来年度から情報システムの仕事をすることになる次の部下(仮)氏(「部下」ってのも違和感あるけど、とりあえず)と京都駅で落ち合い、新幹線で東京へ。新幹線の中では、競馬とか麻雀とかゴルフをしたいねーみたいな話とか、要するに遊びの話ばかりしていた (^_^;; 東京在住10年の私より、京都生まれ京都育ちの次の部下(仮)氏の方が、乗り換えに詳しいのはなぜだろうか (^_^;; 市ヶ谷は桜がきれいに咲いていた。 さて、私情協であるが、本学は年会費として45万円を払っている。半期分の学費といったところであるから、決して安いお金ではない。今回の総会では、補助金の申請などに関して文科省の役人に説明させたり(そのために文科省といろいろ交渉しているみたい)、相談業務などをやっていたりすることがあることがわかったし、教員が作った教材を交換し合って活用するために必要な、著作権処理や課金の仕組みを提供するフレームワークを開発する事業などは(個人的にはもっと自由な世界が望ましいが)有意義なことだと思う。 しかし、大学審議会などで言われている単位制の実質化(要するに、学生に授業以外で勉強させること。なぜ自習が必要なのかについては、内田樹の研究室: 教務部長最初の説教を読むべし)の問題を指摘した上で、「学生に自習させるためにはeラーニングしかないんです!自習させないということは法律違反ですよ!eラーニングをやる予定がないなんてアンケートに書く大学は、私情協の会員として恥ずかしいですよ!」みたいなことを煽るのはいかがなものかと思う(記憶違いかもしれないけど)。発言の裏にいろいろな政治的な意図があるのかもしれないが、「学生に自習させるためにはeラーニングしかない」と本気で思っているとしたら、勘違いも甚だしい。eラーニングにからめて LMS (Learning Management System) の導入についても評価していたように思うが、導入された大学の知り合いに聞くと LMS は誰も使わなくて死屍累々、みたいな悪評しか耳にしない。イノベーションとはよく言ったもんである。 ともあれ、いろんな意味で勉強にはなった。