日本仏教@三都の会 3月東京例会

以下のような案内が流れてきた。「日本浄土教開展史」とか題しているけど、近代仏教(学)を見直すという大事な仕事ですごく聞きにいきたい。大学院生がこのような問題に取り組むのはすごく意味のあることだと思う。是非論文化して欲しい。
日本仏教@三都の会 3月東京例会 討論・日本浄土教開展史 ― 現代と仏教の接点を求めて ― 日本仏教@三都の会も、バトンリレーを無事経て3月東京例会へとまわってまいりました。 最終例会として、今回は仏教の研究が現代の問題といかに対話可能であるか、あるいは、現代にいかに開いていけるかということを共通の課題としたいと思います。年度末で何かとご多用とは存じますが、皆さまお誘い合わせの上ご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。 ◆日時 2006年3月14日(火) 14:00(13:50集合)~17:30 例会 18:00~ 懇親会 13:50~ 集合(親鸞仏教センター) 14:00~14:10 3月例会、開催趣旨説明 14:10~15:10 発表(1名につき約20分、連続3名発表で計1時間を予定) 15:10~15:40 コメント(コメンテーターから意見・提言、1名約15分で計30分を予定) 15:40~16:00 休憩 16:00~17:30 討論・ディスカッション(1時間30分を予定) 18:00~ 懇親会 ※懇親会はセンターの近く(白山駅)か東京大学の近く(本郷三丁目駅)で考えています。 ◆会場:親鸞仏教センター:東京都文京区向丘1-13-7 Tel:03-3814-4900/FAX:03-3814-4901 http://www.shinran-bc.tomo-net.or.jp/ 東京メトロ南北線東大前駅下車、徒歩3分 ※詳しい所在地は下記のアドレスでお確かめください。 http://www.shinran-bc.tomo-net.or.jp/access.html ◆研究発表 1.近代ヨーロッパの見た日本仏教(仮題)  春近 敬(大正大学大学院) 明治後期に来日したドイツ人宣教師ハースの著書等を手がかりに、ドイツをはじめ近代ヨーロッパの社会・宗教事情を踏まえた視点から、今日の日本仏教の素地を為した近代仏教の位置づけについて再確認を試みる。 2.民俗仏教論の視点(仮題)   碧海 寿広(慶應大学大学院) いわゆる仏教学は、文献にこだわりすぎてきた。日本の教学の伝統やそれ以上に近代西洋に誕生したインド仏教学のスタイルに、その偏った姿勢は明らかである。五来重の仏教民俗学は、それに反発するかたちで出現した。この学問は、生活世界で非意識的に実践されている仏教に徹底してよりそいながら、豊かな成果をのこしていった。本発表の目的は、この五来重の学問と思想を再検討しつつ、仏教をめぐる新たな研究視座を提示していくことである。 3.現代日本の葬送の変容と死生観(仮題)   河原井 彩(東京大学大学院) 現代日本において、人々は「自分らしい」葬送を自ら演出するようになった。それ を可能にする死生観、あるいはそれによって作り出される死生観とはどのようなものであるのか。社会学的な側面からだけではなく、宗教学的な視点から、現代日本の葬送を考察する。 ◆コメンテーター 高橋 典史(一橋大学大学院) 今井 崇史(武蔵野大学大学院) ◆司会 伊東 恵深(親鸞仏教センター研究員) 以上