「見守りタグ」はうけるかも

一回生向けの情報系の講義で、最近毎年ネタにしているのがRFIDタグである。簡単に言うと、インターネットなどのネットワークに無線で接続できる極小のチップをあらゆるモノにくっつけておくとすげー便利じゃない?というものである。ビジネス的には、日経IT PROの特集サイトがあることからもわかるように、すごく期待されている。一方で、例えばベネトンが服に縫い込もうとして批判された例があるように、プライバシ保護団体とかから目を付けられている技術だったりするので、あまり表立っては宣伝されたりしていない。 授業をやる側としては、コンピュータってパソコンだけじゃないんだよ、みたいなネタにも使えるし、情報社会ってどんな?みたいなネタにも使えるし、セキュリティとかプライバシの問題について考えさせるのにも使えるし、って言うので、とても便利なのである。 で、次の記事である。 「見守り」電波タグ続々登場、今度は中学生に 昨年ぐらいから、RFIDタグは障害者にやさしいぞみたいな記事が出ていた。これに関しては個人的に注目していたけど、やはり社会全体から見ればそれほど大きな注目を集めるようなことではない(残念ながら)。しかし、この「見守り」系は、ブレークスルーになるような気がする。これは「見守り」よりも、人々の「見張りたい」欲求を刺激するものになるんじゃないか、そんな気がするのである。