CHISE Conference 2005 (3)

(2)から続く。 ○上地宏一「KAGEシステムによる漢字フォント制作支援」 上地さんはKAGEをいじるためのインターフェース開発をはじめ、いろいろおもしろいことをされている。特に興味深かったのは、CHISE漢字連環図とcopylefont(copyleft + font)。特に後者の話の一部は、Kanji Database Projectでとった科研費を使ってやってもらっている仕事なので、思った以上に質のよいフリーなフォントが公開できそうで、非常に満足であった。 質疑でこのフリーフォントの話になると、やれバランスが悪いだの、やれ口の部分がでかいだの、文句 (^_^;; がつきない。これは逆に言えば、このフォントが批評が出るぐらいの品質であるということの証左なのだけど、後から後から出てくる文句を聞いていると、最初見た時は「きれーじゃん」と思っていたフォントがどんどん醜く見えてくる (^_^;; ま、とりあえず年度内にリリースして、育てていきましょうよ。このフォントを作る目的は、もちろんフリーなフォントが欲しいね(将来的には Unicode の全部の漢字がそろったフリーなフォントが欲しいね)ということが主なんだけど、裏の目的としてKAGEやCHISEの名を広める広告塔になってほしいという目的もあるので、早めに出したいんだよね。 以上で一日目は終わり。その後少しミーティングした後、大学に戻る。 2日目のRASTの発表は、前から興味があったし、内容も面白そうだったので聞きたかったけど、仕事があったので無理。また、皆さんとはどこかでお会いしたいなぁ。CHISE合宿でもしますか?(ハックにならず、だべって終わったりして (^_^;;)