コーラン(上)

コーラン 上 岩波文庫 青 813-1 これと言って強い欲求があるわけでもなく、そう言えば読んだことがないなぁぐらいの気持ちでずいぶん前に買ったっきり放置されていた(こんな気持ちで買ったやつはだいたいそうなる (^_^;;)ものを、これまた最近ふと(たぶん、トイレのお供として)手にとって読み始めたところ、内容はともかく妙に元気が出てくるので最近、かばんに忍ばせている。物語性がないので読み通すのは辛そうだが、シチュエーションが許せば音読がいい。 なんでこんなに元気が出るのだろうと思っていたら、井筒先生の訳文が、堀口大学とか草野心平とか、好きな詩人に共通するテイストを持っている(ような気がする)ことに気づいた。それとも単に、精神的に疲れていて、あの断定口調に惹かれてしまうのかな?(^_^;;