南都文化研究組織(NCCS)第1回シンポジウム

元興寺境内ちょっと前から準備をしていた研究会が発足。今回のプログラムは丸山先生の音頭取りによるものだが、たいへんおもしろいものになった。かっこつけて言えば、要するに、奈良県版『記憶の場』*1。現在語られている奈良県の伝説が、歴史的にどのように変遷してきたか、みたいなのを追いかける伝説の歴史化とでも言うべき作業。

私が担当したのは実忠で、東大寺のお水取りでぐるぐる走り回るのがどうしてか?というネタをずっとさかのぼってみた。調査不十分でいい加減な発表になってしまったが、一応、中央アジアまでさかのぼることは可能だと思う。

今まさに伝説が造られている現場の話や、あの場でしか聞けないオフレコ話(当然ここには書けない (^_^;;)満載など、非常に収穫の多い研究会であった。元興寺という会場も素敵だったし。次回が楽しみである。

*1:ISBN:4000225197:detail ISBN:4000225200:detail ISBN:4000225219:detail

続きを読む