文字・言語

言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

冬休み息抜き読書は続く。言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)作者: 野矢茂樹,西村義樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/06/24メディア: 新書この商品を含むブログ (20件) を見る認知言語学の入門書。生成文法との対比で書かれていて…

電脳中国学入門、増刷!

ありがたいことに、好評のようです。増刷しました。 電脳中国学入門作者: 漢字文献情報処理研究会出版社/メーカー: 好文出版発売日: 2012/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (1件) を見る この手の本の常として、どんどん情報…

論集文字 第1号 改訂版: 漢字の現場は改定常用漢字表をどう見るか

そういえばこちらでの告知を忘れていました。以前、電子書籍として出版した文字研究会の『論集文字』第1号ですが、紙の書籍としても出版されました。 論集文字 第1号: 漢字の現場は改定常用漢字表をどう見るか作者: 文字研究会出版社/メーカー: ポット出版発…

『電脳中国学入門』再度宣伝

Amazonではすぐに在庫切れになるようだが、そろそろ増刷するので、まだ買ってない人はぜひ買って下さいね!電脳中国学入門作者: 漢字文献情報処理研究会出版社/メーカー: 好文出版発売日: 2012/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る

ユリイカ2012年3月号 特集=辞書の世界

これもちょっと前になりますが、『ユリイカ』2012年3月号に「ウェブという言葉の大河の中で 三浦しをん 『舟を編む』 に寄せて」という小稿を寄稿させて頂きました。 辞書の世界 - 「ユリイカ」「現代思想」の雑誌発行、人文諸科学の専門書の出版社「青土社…

電脳中国学入門

ちょっと前になりますが、こんな本が出ました。一部分を分担執筆しております。 漢字文献情報処理研究会編『電脳中国学入門』(好文出版、2012年2月) Amazonには登録されていないようですので、最寄りの書店、上記リンク先のオンラインショップ等でお買い求…

ユニコード戦記─文字符号の国際標準化バトル

著者の小林龍生さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。ユニコード戦記 ─文字符号の国際標準化バトル作者: 小林龍生出版社/メーカー: 東京電機大学出版局発売日: 2011/06/10メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 466回この商品を含むブログ (2…

電子雑誌『論集文字』第1号

出ました。 電子雑誌『論集文字』第1号を販売開始します 私も「[資料紹介]漢字出現頻度数調査」という題で寄稿しています。手にとって(ダウンロードして)いただければ幸いです。EPUB2が読めるリーダーが必要です。また、研究会の雑誌をダウンロードサイ…

「絶対当たる占い」についての白川静の発言

野村さんが見えないものを見るための占い - Under the Hazymoonで、 ユリイカの白川静特集*1で、もろさんが「“絶対に当たる占い”の場合、さらに一ひねりが加わっている。甲骨文字を使った占いでは、望ましい結果が出るまで何度も占いを繰り返したり、結果に…

白川静 一〇〇歳から始める漢字

寄稿しますた。ユリイカ2010年1月号 特集=白川静 一〇〇歳から始める漢字作者: 一海知義,石川九楊,石牟礼道子,梅原猛,多和田葉子,松岡正剛,高島俊男出版社/メーカー: 青土社発売日: 2009/12/28メディア: ムック購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ…

中国古典と漢字の精神病理学

買っただけ。まだ読んでない。 中国古典と漢字の精神病理学作者: 塚本嘉壽出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/04メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る前半は『紅楼夢』や『水滸伝』などの分析。あまり興味ないので多分読まない (^_^;; (…

写真の存在論

素人目だが、これ、なかなかいい本かも。写真の存在論―ロラン・バルト『明るい部屋』の思想作者: 荒金直人出版社/メーカー: 慶應義塾大学出版会発売日: 2009/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (11件) を見るバルト『明るい部…

新常用漢字の文字論

ようやく出ました。新常用漢字表の文字論作者: 文字研究会編,當山日出夫,師茂樹,小形克宏,高田智和,安岡孝一,山田崇仁出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2009/12/07メディア: 単行本 クリック: 31回この商品を含むブログ (10件) を見る私は「一般キャラクタ…

甲骨文字・殷代史三部作(?)

東京出張の新幹線車内で読んだ。甲骨文字の読み方 (講談社現代新書)作者: 落合淳思出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/08/17メディア: 新書購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (20件) を見る 甲骨文字に歴史をよむ (ちくま新書)作者: 落合淳思…

Alphascript PublishingのUnicode本

最近、Alphascript Publishingという出版社からUnicode関係の本が立て続けに出ている。Unicode出版社/メーカー: Alphascript Publishingメディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (1件) を見る Mapping of Unicode Characters出版社/メーカー: Alphascr…

文字の美・文字の力

ざっと目を通した。文字の美・文字の力作者: 杉浦康平出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) を見る絵画化された文字、装飾化された文字など、いろいろおもしろい事例がきれいな写真で載っ…

Emoji修正案、その後

A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8 (N3711) - もろ式: 読書日記で「せっかくがんばったんですから、何とか採用されるといいなぁ」と書いた件ですが、小形さんがその後の展開についてレポートをあげてくださってます。 1億人を代表して、皆…

振仮名の歴史

うう、ちびが二人ともインフルエンザで入院してしまった(涙)*1。ということで、付き添いの合間に読書をしていたりするのだが、始終ばたばたしてそれどころではなかったりもする。そんなこんなで読んだうちの一冊がこれ:振仮名の歴史 (集英社新書)作者: 今…

白川静 漢字の世界観

読んだ。白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)作者: 松岡正剛出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/11/15メディア: 新書購入: 13人 クリック: 57回この商品を含むブログ (81件) を見るうーん、何だこれ? (^_^;; 売れてるの?煽り文句は「博覧強記の著者が“巨知…

A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8 (N3711)

ここ数日、がんばって書いていたのが出ました: Katsuhiro Ogata, Koichi Kamichi, Shigeki Moro, Taichi Kawabata, Yasushi Naoi. A Proposal to Revise a Part of Emoticons in PDAM 8 (N3711) (PDF) 詳しい経緯は第一著者の小形さんが 自分の持ち場を守る…

言語政策に役立つ、コーパスを用いた語彙表・漢字表などの作成と活用

漢情研BBSにも書いたけど、こちらにも。『人工知能学会誌』Vol. 24, No. 5(2009年9月)で特集「日本語コーパス」が組まれています。目次はこんな感じ。 松本裕治「特集「日本語コーパス」にあたって」 前川喜久雄「代表性を有する大規模日本語書き言葉コー…

テキストマイニング本3冊

最近何冊か出たので科研費で買ってみた。人文・社会科学のためのテキストマイニング作者: 松村真宏,三浦麻子出版社/メーカー: 誠信書房発売日: 2009/04/24メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 79回この商品を含むブログ (10件) を見る Rによるテキストマイ…

美術論集 アルチンボルドからポップ・アートまで

読んだ。ロラン・バルト美術論集―アルチンボルドからポップ・アートまで作者: ロランバルト,沢崎浩平出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1986/07メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見るこの本は「美術論集」という題なので美術…

〈戦前〉の思考

読んだ。<戦前>の思考 (講談社学術文庫)作者: 柄谷行人出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/03/09メディア: 文庫 クリック: 10回この商品を含むブログ (31件) を見る帝国内の共通言語としての漢字、近代におけるナショナリズムと「国語」成立の問題、lett…

The First Writing

文字はこうして生まれた - もろ式: 読書日記でとりあげた本が届いた。漢字の起源として、楔形文字の原型となった会計用のトークンのようなものを想定してもいいかも、と問題提起している(らしい)論文が載っている(かもしれない)本である。The First Writ…

絵と文字のあいだ

研究室の本棚を漁っていたら、昔買ったこんな本が出てきた。文字をよむ作者: 池田紘一,今西祐一郎出版社/メーカー: 九州大学出版会発売日: 2002/04メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見る九州大学文学部の入門的テキストのようで…

会計報告

昨日の「第3回ワークショップ: 文字 ―新常用漢字表を問う Part 2― 兼「文字研究会」(仮称)設立準備会」には多数のご来場をいただき、また積極的な議論がなされました。ご来場の皆様に感謝申し上げます。ところで懇親会の支払いですが、81,050円でした。出…

「文字」の起源

山田崇仁さんよりご恵贈いただきました。ありがとうございます。 山田崇仁「「文字」なる表記の誕生」(『中国古代史論叢』5集、2008年3月) 山田崇仁「「書同文」考」(『史林』91巻4号、2008年7月) 山田崇仁「書契考」(『中国古代史論叢』6集、2009年3月…

蒼頡たちの宴

読んだ。蒼頡たちの宴―漢字の神話とユートピア作者: 武田雅哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/08メディア: (B) クリック: 6回この商品を含むブログ (7件) を見る「蒼頡」というから漢字の話だけだと思い込んでいたら、普遍言語の話とかも載っていた。…

小さい“つ”が消えた日

文字(character)をキャラクター化(擬人化)した作品。大谷大に行くバスの中でさくっと読んだ。小さい“つ”が消えた日作者: ステファノ・フォン・ロー,岩田明子,小林多恵,トルステン・クロケンブリンク出版社/メーカー: 三修社発売日: 2008/10/30メディア: …

絵文字を検索で使う

小形さんの絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第4回--絵文字が引き起こしたUnicode-MLの“祭り” - CNET Japanで拙エントリ(携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向 - もろ式: 読書日記)を紹介していただいたおかげで、はてなブックマークが…

障礙は仏教語だと思ってた

新常用漢字をめぐって、小形さんがこんなエントリをあげている。 「障害」と「障碍」について(追記あり) - もじのなまえ 「障害」「障礙」についていろいろ調べておられる方がいて、勉強になる。ほえー。ちなみに「障礙」は仏教語としてはかなりポピュラー…

Emojiに対するアイルランド、ドイツからの修正案

携帯電話の絵文字のUnicodeへの登録に関する議論は、一時沈静化したが、最近また活発化している。4月に入って、アイルランドとドイツのナショナルボディが、N3607 Towards an encoding of symbol characters used as emoji (PDF)という文書を出してきた。Goo…

N3636部分訳

小形さんがコメントで指摘して下さったN3636について、部分訳してみた。本当はこの後の部分も重要なんだけど、明日がだんだん見えてきたので (^_^;; とりあえずここまで。誤訳があればぜひご指摘を。 最初に、議長〔Peter Constable〕が検討課題を示し、この…

「飛翔体」は戦前の軍事用語の名残か

なぜ「飛行体」でなく「飛翔体」なのか? - もじのなまえでの怒りのメッセージを受信。「飛翔体」と共に球春到来 - 日本語練習中で「防衛関係の用語で「飛翔体」といふ語句が元々何等かの形で存在したんぢゃなからうかといふ想像」と述べられており、私もそ…

絵文字のUnicode化への中国提案

漢情研メルマガの最新号に、「絵文字のUnicode化への中国提案」という題のごく短いコラムを書きました(スクロールした下の方)。 しかし、我々の後ろめたさに反して、中国はむしろこのような絵文字のあり方に関心を持ったようだ。個人レベルでのコメントで…

「めせん(目線・眼線)」の成立と展開

橋本行洋先生よりご恵贈いただきました。ありがとうございます。 橋本行洋「「めせん(目線・眼線)」の成立と展開」(国語語彙史研究会編『国語語彙史の研究 二十八』和泉書院、2009年3月 [asin:4757605008:detail]橋本先生の“気づかない新語”シリーズ最新…

記号としての現物

『ガリヴァ旅行記』*1によると、空飛ぶ首都ラピュタを擁するバルニバービ島の首府ラガードーの国語学校では、次のような国語の改善案が提案されているらしい。 いま一つの案は、これはまた言葉をいっさい全廃してしまう、その方が簡略でもあり、また健康のた…

絵暦

「絵文字と言えば『絵心経』 - もろ式: 読書日記」のコメントでid:YAMAMOMOさんが教えてくださった絵暦も面白い例なので、いくつかリンクをはっておく: 国立国会図書館 「日本の暦」―絵暦 南部絵暦 (ものと人間の文化史 (42))作者: 岡田芳朗出版社/メーカー…

顔文字と文字顔

monodoiさんの顔文字ならぬ文字顔! - はかとも(無縁彷徨)が、記憶の底にあった問題意識を思い出させてくれた。侍戦隊シンケンジャーは、各メンバーの属性が漢字一字(モヂカラ=文字+力?)で表されており、かぶり物の顔の部分に漢字が書いてある(五行…

絵文字と言えば『絵心経』

絵文字=日本の伝統文化論者のために、『絵心経』をあげておこう。See 携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向 - もろ式: 読書日記で指摘した“Neko-mimi is moe.”と同様、音節文字的・表意文字的両方の用例が見られる。

携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向

「第2回ワークショップ: 文字 ―文字の規範―」において、「携帯電話の絵文字のUnicode登録をめぐる議論の動向」という題でしゃべってきた。その時スライドに書いたりしゃべったことを、以下にメモしておく。 はじめに 問題の所在 2008年12月、Googleが日本の…

漢字の起源説・仏教版 (1)

研究用メモ&現実逃避ネタ。以前シュメル神話の世界 - もろ式: 読書日記というエントリで、漢字の起源に関する仏教系の異説についてちらっと紹介したが、それが書いてある道宣『律相感通伝』*1の該当箇所を超訳してみた(間違いがあったら、ぜひご指摘下さい…

第2回ワークショップ: 文字 ―文字の規範―

2月7日、国立国語研究所で開催される下記のイベントでしゃべります。 プログラムはこんな感じ: 13:15-13:30 基調報告 當山日出夫(立命館大学グローバルCOE) 「景観文字と字体規範−「祇園」のその後−」13:30-14:00 発表(1) 小形克宏(フリーライター) 「…

What is a character?

やはり、と言うか、ついに、と言うか。絵文字の登録に関連するUnicodeのメーリングリストでの議論で、「文字とは何か?」というタイトルのメールが流れた。 Unicode Mail List Archive: What is a character? (was RE: Emoji: emoticons vs. literacy) 同様…

CJKV Information Processing, Second Edition.

Ken Lunde氏のCJKV Information Processing.に第2版が出たようです。 CJKV Information Processing, 2nd Edition - O'Reilly Media CJKV Information Processing作者: Ken Lunde出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc発売日: 2008/12/30メディア: ペー…

Emoji登録をめぐる議論の論点

卒論の添削を二本送り返した。けっこうしんどいなぁ。ぜーぜー。まあ、添削依頼が来なけりゃ来ないで気を揉むんだが。ところで、Emoji: Public Review December 2008 (Unicode Symbols)が公開され、12月18日に同名のメールがUnicodeのメーリングリストに流れ…

古代東アジアの情報伝達

汲古書院のカタログを見ていたら、おもしろそうな本が紹介されていた。今年の春に出版されたようだが、勉強不足で知らなかった。【送料無料】古代東アジアの情報伝達ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 歴史 > 世界史ショップ: 楽天ブ…

シュメル神話の世界

年内の授業は明日で終わり…ゴールが見てくると気が抜けるのか、体の芯に溜まった疲れが自己主張を始める (^_^;)それはともかく、先日の出張時に読んだのが『鋼の錬金術師 21 (ガンガンコミックス)』と以下のシュメール神話の本。シュメル神話の世界―粘土板に…

拡張漢字C & GlyphWiki勉強会

以下のようなイベントが告知されています(GlyphWiki:勉強会 - GlyphWiki)。関心のある方は是非。私は行こうか行くまいか思案中(11〜12月は学会その他でほとんど土日がなかったので――明日も筑波だ――気持ち的には行きたいものの、身体が若干拒否反応 (^_^;;…