哲学・思想・宗教

元暁生誕1400周年記念国際学術大会「21世紀元暁学の意味と展望―元曉撰述文献の系譜学的省察」の記事

来月ソウルで発表する国際会議のことがニュースに出ていたので、該当箇所だけ和訳してみた。 www.beopbo.com 第二の学術大会は韓国で開かれる。東国大が主催し、5月19〜20日、「21世紀元暁学の意味と展望―元曉撰述文献の系譜学的省察」がテーマで、合計14人…

これまでの海外の学会 201609

前に書いたこれまでの海外の学会 - moroshigeki's blogが個人的に便利だったので、アップデートしておく。 Electronic Buddhist Text Initiative, 1999 Taiwan Meeting(1999年1月18-21日、台湾:中央研究院) 師茂樹「第5回EBTI報告」(『人文学と情報処理…

言語論的転回後の仏教学は可能か

(Twitterで連続投稿したのだが、つながりが変になって読みにくくなったので、若干修正の上ブログに再掲。ブログは超久しぶり。) 日本印度学仏教学会第67回学術大会の午後は、パネル発表「インド仏教研究の未来―ポスト平川彰時代の仏教学のゆくえ」を聞いた…

新編国訳成唯識論

新刊書籍〜仏教書専門書店・中山書房仏書林〜仏教初心者から上級者まであらゆる仏教書を取り揃えております 新刊書籍〜仏教書専門書店・中山書房仏書林〜仏教初心者から上級者まであらゆる仏教書を取り揃えております 大学院の先輩の橘川智昭さんからご恵贈…

「金山寺と韓国の唯識思想」学術セミナー

4月17〜20日、「금산사와 한국의 유식사상」학술세미나(「金山寺と韓国の唯識思想」学術セミナー)に参加してきた。すでにニュースにもなっているが(미륵도량 금산사 알고 보니 유식이 먼저 :: 불교중심 불교닷컴)、簡単にご報告。 概要 テーマ : 「金山寺…

これまでの海外の学会

思うところあって、これまで参加してきた海外の学会をまとめてみた(師 茂樹 - 研究者 - ReaD & Researchmap等ですでに公開されている情報ではあるが)。海外なのに日本語で発表しているのも何回かある(逆に日本での発表なのに英語で発表している場合は除い…

言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学

冬休み息抜き読書は続く。言語学の教室 哲学者と学ぶ認知言語学 (中公新書)作者: 野矢茂樹,西村義樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2013/06/24メディア: 新書この商品を含むブログ (20件) を見る認知言語学の入門書。生成文法との対比で書かれていて…

荒天の武学

冬休みに入ったので、軽めの新書を読みたかったのである。荒天の武学 (集英社新書)作者: 内田樹,光岡英稔出版社/メーカー: 集英社発売日: 2012/12/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 7回この商品を含むブログ (20件) を見る東南アジアやハワイの武的環境…

井筒俊彦の「深層意識的言語哲学」をめぐって

『サンガジャパン』Vol. 13に「井筒俊彦の「深層意識的言語哲学」をめぐって」という小文を寄稿しました。特集の中で思いっきり浮いている気がしますが、ご笑覧頂ければ幸いです。 サンガジャパン Vol.13(2013Spring)作者: 橋爪大三郎,中村圭志,石飛道子,師…

最近読んだ本

春休み、という名称からは程遠い忙しい毎日ではあるが(そもそも大学教員にとって、長期休暇期間は繁忙期なのである)、それでも充電をしておかなければと思い、積読本を少しずつ消化している。最近読んだ仕事に直接関係がない本は、以下のとおり:社会を変…

世界の心霊写真

夏ということで、ちびたちを恐怖のどん底に叩き落とすために購入したが、あまり怖くなかった (^_^;) 世界の心霊写真 ~カメラがとらえた幽霊たち、その歴史と真偽作者: メルヴィン・ウィリン,木原浩勝,小林真里出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2012/08/09メデ…

からだの文化―修行と身体像

2年前のイベント(仏教の修行マニュアルに見る「身体」イメージ - moroshigeki's blog)でしゃべったことが、本になりました。 からだの文化―修行と身体像作者: 夏目房之介,李保華,大地宏子,野村英登,師茂樹出版社/メーカー: 五曜書房発売日: 2012/07/04メデ…

祖師映画を観たい

ウド鈴木が若干不安な映画『一遍上人』が公開間近ということで、これまでやろうやろうと思ってやっていない、仏教の祖師をテーマにした(日本)映画の絨毯爆撃を、また最近やりたくなってきている。 一遍上人 映画公式ウェブサイト やっぱ釈尊から: 釈迦 [D…

サンタクロース東方起源説をめぐって - Togetter

最近全然ブログを更新しなくなってますが、Twitterではいろいろつぶやいておるのですよ: サンタクロース東方起源説をめぐって - Togetter

奈良仏教と密教

根本誠二『奈良仏教と密教』を斜め読みだん。Twitterで少し感想を書いたが、ここにも書いておく。奈良仏教と密教作者: 根本誠二出版社/メーカー: 高志書院発売日: 2011/10メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (2件) を見る奈良仏教に対して…

北條勝貴さんからいろいろ頂きました。

いつもいろいろ刺激を頂いている北條勝貴さんから、論文抜刷を多数送って頂きました。いつもありがとうございます! 北條勝貴「鎌足の武をめぐる構築と忘却 ―〈太公兵法〉の言説史―」(篠川賢・増尾伸一郎編『藤氏家伝を読む』、吉川弘文館、2010年12月) 北…

聖地と聖人の東西 起源はいかに語られるか

北條勝貴さんよりご恵贈頂きました。ありがとうございます。聖地と聖人の東西 起源はいかに語られるか作者: 藤巻和宏 編出版社/メーカー: 勉誠出版発売日: 2011/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る『縁起の東西 聖人・奇跡・巡礼 (アジ…

最後の遣唐使

ざっと読んだ。最後の遣唐使 (講談社学術文庫)作者: 佐伯有清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/08メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (6件) を見る全体的には『続日本後紀』と『入唐求法巡礼行記』の「最後の遣唐使」の箇所を時間順に…

法然上人八百回忌 特別展覧会「法然 生涯と美術」

観仏信仰を研究している人間としては、観に行かなければならない展覧会ですよ。 法然上人八百回忌 特別展覧会「法然 生涯と美術」/京都国立博物館【東山七条】/平成23(2011)年3月26日(土)〜5月8日(日) 平日に行ったのだが、それでもけっこう混んでいた。国…

京都の律宗寺院

ここ数年、毎年2回ずつ行っている、花園大学プレゼンツの浜松・静岡での京都学講座に、今日もまた行ってきた。本当は仏教史学会の4月特別例会シンポジウム「最澄をめぐる諸問題―平安仏教史研究の課題として―」に行きたかったのだが、問答無用でスケジュール…

ブッダ最後の旅

震災の情報に目を奪われて心身が疲れきっているときに、何気なく手を伸ばしたら一気に読んでしまった。ブッダ最後の旅―大パリニッバーナ経 (岩波文庫)作者: 中村元出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1980/06/16メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 28回この商…

占察善惡業報經講記(修訂版)隨書附贈HIPS材質的占察輪與修行手冊

台湾で出版されている『占察経』の講義録なのだが、なんと実際に占いをするためのサイコロ(木輪)付き! 夢參老和尚 主講・吳碧濤 整理『占察善惡業報經講記《修訂版》』(方廣文化事業有限公司、2004年2月、ISBN:957945177X) 残念ながら経典に書かれてい…

最近読んでいる(いた)本

うーむ、すっかりブログがご無沙汰になってしまっている…(かと言って、Twitter(http://twitter.com/#!/moroshigeki)に積極的というわけでもない…)。ともあれ、最近読んでいる(いた)本を列挙しておこう。 順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: グレッ…

唯識入門

以前読んだときはあまり印象に残らなかったけど、今回改めて読んでみたら、いろいろと発見があった。唯識入門作者: 高崎直道出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2003/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (10件) を見る半分ぐらいが『中辺分別論』をベース…

入門 哲学としての仏教

竹村牧男先生だけに期待したのだが、ちょっとがっかり。入門 哲学としての仏教 (講談社現代新書)作者: 竹村牧男出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/04/17メディア: 新書購入: 6人 クリック: 92回この商品を含むブログ (25件) を見る本書はその名のとおり仏…

〈身〉の構造 身体論を超えて

さくっと読めた。〈身〉の構造 身体論を超えて (講談社学術文庫)作者: 市川浩出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/04/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (11件) を見る『身体論集成』よりもこっちを先に読むべきだったかもしれ…

『言葉と無意識』と身体論

ソシュールの研究で有名な丸山圭三郎氏の『言葉と無意識』については、西洋哲学研究者からの唯識思想(阿頼耶識説)に対する言及として注目していたが、改めて読みなおしてみると身体論について考える上でもいくつかヒントになるようなものであった。言葉と…

最近読んでる本

ブログを全然更新しないのもあれなので、最近読んでいる本をいくつか並べておく。唯識ということ―『唯識二十論』を読む (新・興福寺仏教文化講座)作者: 兵藤一夫出版社/メーカー: 春秋社発売日: 2006/03メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含…

2010年度 第15回 元曉學研究院 學術大會 元曉學의諸問題II

11月11〜13日、韓国・慶州市で開催された表題のイベントに参加してきたので軽くご報告。11日、京都から関空、釜山(金海国際空港)経由で慶州へ。2003年に慶州に初めて調査旅行に行ったときはソウルから南下したのでかなり遠い気がしていたが、釜山経由だと…

突飛な論文と教授会

私が見ているTwitter界隈では鹿児島大学教育学部の先生が紀要に書いた日ユ同祖論論文がちょっとした話題になっている。 日本・イスラエル比較文化研究 : 日猶同祖論考: Kagoshima University Repository 日本・イスラエル比較文化研究(2) ―日本列島は誰が…