久しぶりに読んだマンガがこれ。
- 作者: 松田洋子
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2012/12/24
- メディア: コミック
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久しぶりに読んだマンガがこれ。
最近は映画に行く暇もないが、ここ数カ月で観たのは(子どもといっしょに行ったポケモンとかを除くと)『太秦ヤコペッティ』と『燃える仏像人間』の2つ。
だいぶ前に出版されたものですが、ようやくAmazonで安定して買えるようになってきたので、こちらでも宣伝します。漢字文献情報処理研究会で作りました。
この教科書を作るにあたってのコンセプト、特になんで漢字文献情報処理研究会で初年次教育の教科書などを作ったのかについては、漢字文献情報処理研究会2013年度 サマー・カンファレンス 大学教養課程とICT教育や初年次教育学会 第6回大会などで発表させていただきました。前者については近々出る予定の『漢字文献情報処理研究』第14号で文章化しておりますので、ご笑覧頂ければ幸いです。
大学のActiveMailで添付ファイルが送れない、という質問がいくつかあったので、簡単に説明しておこう。
授業でも言った通り、メールには相手の名前、自分の名前、文末の書名などを忘れないようにしよう。
私は「サブカル」でも「スーパースター」でも「鬱」でもないが、やはり40歳になる年に心身が壊れてしまい(というと大げさだけども。ふりかえってみれば30代後半から徐々にその傾向があったが)病院に通ったりしたので、何とも身につまされる。
インタビューの中で吉田豪氏は、40代で心身を壊す原因の一つとして、体力が衰えていくのに運動していないことをあげる。再び自分をふりかえってみると、心身が壊れた時に救いになったのは少林寺拳法の練習であった。適度な運動、特に凝り固まった筋を伸ばすのが気持ちよかった(正確には痛気持ちよかった)し、殴ったり蹴ったりするのはストレス発散になったと思う。あと、結構重要だと思ったのは、少林寺拳法は誰かの手を握ることが多いので(握った側は反撃されるのだが (^_^;;)、スキンシップみたいなものによるリラックス効果みたいなのもあったのではないかと思う(スキンシップのことを学生に言ったら、「先生、心がやばいんじゃないですか」みたいなことを言われてしまった。まあ実際、そんな感じだったのだからしかたがない)。
このインタビューは、インタビュアーの吉田豪氏が40代に突入しようという時に、鬱になりそれを乗り越えた「先人」のオーラル・ヒストリーをまとめたものである。先人の伝記を使って人生の危機を乗り越える、という発想は、北條勝貴さんの「人物伝的歴史理解」(例えば下の本の「歴史叙述としての医書―漢籍佚書『産経』をめぐって」など)との関連でも興味深い。
ということで本書は、サブカルを入口に男子厄年(数え42歳)を人物伝で克服しようという本として、東アジア的に普遍的な価値があるんではないかと思うのである。大げさに言えば。
『サンガジャパン』Vol. 13に「井筒俊彦の「深層意識的言語哲学」をめぐって」という小文を寄稿しました。特集の中で思いっきり浮いている気がしますが、ご笑覧頂ければ幸いです。
井筒先生は「絶対無分節」の説明のために「言語アラヤ識」という独特の用語を用いるわけですが、私としては逆に「絶対無分節」という呪縛―言語を超えた真理というものを安易に前提としてしまう呪縛―から解放された井筒哲学のほうが唯識に接近するんじゃないかと思っています(これは以前、『春秋』での連載での主張に重なります)。
拙いものですが、ご批正頂ければ幸いです。